その灯ぐらし

オタ活日記サイト
No.33

2017/08/09(Wed)

読書の夏

8月を浪費したくないと思いながらも日々がざくざく流れてゆく エンドレスエイトならいいのになあ とか毎年思っていますね…まだちょっと早いけどもね

ここしばらく脳がアウトプットしたがらないというか、インプットに徹したいモードのご様子なので、久しぶりに真面目に(?)本など読んでおりました いや読んでる本は普通に娯楽小説だけど… ここ数年集中力が失われすぎてて長時間+長期間本を読むのすらなかなかできてなかったもんで、活字の海で好きに溺れてられるのがとても楽しいです!やっぱり本が好きだなー自分は…!
本と言っても読んでるのは電子書籍なのですが 場所取らない点と買うのも読むのも気軽にできるって点では本当に便利ですね~!あと暗いとこでも読めるのが地味にきく…読書灯だけで紙の本読もうとして即寝落ちする事態がないのはとても大きい スマホで長く読んでると目と手首がやられるのは困るのですが、目にダメージがかかることで寝ないで済んでる気もするのでなんとも言えぬ… あとは電子書籍も紙みたくぱらぱらーっとめくる動作ができるようになってくれたら文句ないのになあ ちょっと前の描写を確認しながら読み進めたい時とか、一度読んだ本をざっと見返したい時とか、どうも非常にもどかしい……端のほうを横にスライドしたらページがぱらぱらーってなる機能どっかが開発してくれたらいいのに!

何読んでるのかというと、まああの…角川ホラー文庫の「バチカン奇跡調査官」シリーズです…いまアニメ放送中のやつです
ド理系とド文系の美形神父ふたりが世界各地からの奇跡申請を科学と調査で斜め上からぶっ潰して回る冒険ファンタジー+クソ長い薀蓄+みんな大好きオカルト陰謀論+ふたりのきゃっきゃうふふごはん大盛り、みたいな…? なんというか恐ろしく人を選ぶ作品だと思います…ジャンルがホラーでないことだけは間違いないです
アニメ化で興味持って手を出した身だけれど、あのアニメを見ろとは口が裂けても言いたくはない!(でも声の配役だけはぐっじょぶ!ありがとう岡本信彦) もし興味があるなら原作を2巻から読むといいと思います 1巻はプロトタイプの読み切りみたいなもんなので読まなくていいです(断言)

なんでもいいから活字が読みたいぜ、くらいの軽い気持ちで読み始めたんですが、巻を追うごとに面白くなるという評判の通りめきめき面白くなってきてて楽しいです!最初のほうはキャラ萌えでなんとか読んでる感じだったのに、いつのまにかキャラ造形も構成も文体もどんどんこなれていっててすごい…
いま8巻の「終末の聖母」を読み終わったところなのですが、今までの中でぶっちぎりでいちばん面白かったです……奇跡の正体がぶっ飛んでいるのはいつも通りでしたが、各地の宗教の共通点とメソアメリカ文化(マヤ!アステカ!インカ!生贄!いえーい!)と起きた奇跡の事象をぜんぶ綺麗にまとめあげた上でここまで壮大に展開されるとは…めっちゃめちゃ面白いSFを読んだ気分です これが神の言葉なんだ…神は本当にいるんだ…!! 「ラプラスの悪魔」の時は平賀の物理講義が意味不明すぎて頭が爆発したのですが、生物ならまだ多少は理解できる(気がする)範囲だったのもあるのかな…全体的なバランスもすごくよかったし、ロマンがこれでもかと詰まってて最高でした…!!これは次巻以降への期待が高まってしまうぞ~!!最新刊まで追いつきたいけど読み終わりたくない…

短編集でもキャラの掘り下げしてくれてるのもあって、ほんとにメインキャラみんな個性的でかわいいんですよね…平賀とロベルトは本当にすごいわ…天才純真天然ポンコツコミュ障と人当たりのいいスマートで繊細な根暗、作中そこかしこで迸る互いへの信愛…読んでて何回もえすぎてキレたことか こんな真っ当なニコイチある?ってかんじ 私はどうしてもロベルトを見守る気分で読んでしまうんですが、本当に一生懸命よく頑張っていてえらいと思うんですよ…ロベルト神父は素晴らしい方です!って平賀が言うのわかるようになったもん……とりあえずジュリア司祭が再登場したらまた全力でいじめられまくってほしいです(にこにこ)

あー、今回はとてもやくたいのない話ができた気がする!満足
というわけでなんかまだしばらくはふにゃっとインプットに徹してます アウトプットする前に自分には知識全般が圧倒的に足りてないな~という実感もあるし、積んだままの資料本もざっとでいいから読みたいし!脳内でいろいろ醸造するには吐き出さないのもれっきとした手段なんだよなー、やっと確信が持ててきたぞよ…
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