その灯ぐらし

オタ活日記サイト
No.91

2020/11/25(Wed)

すべてを闇に捧げよう

劇団シャイニングの集大成、舞台「BLOODY SHADOWS」観劇してきました。大阪公演のラスト3公演、大千穐楽まで現地で見届けられました。
BLOODY SHADOWSの名に相応しい、地獄のようなぬばたまの闇の物語だった。たくさんの絶望と、ほんの少しの希望……。ほんとうにほんのわずかな救い……。それでもそれが救いだというのなら……。なんだこの……なんだこの闇は……。
でも、この大千穐楽を集大成として終われるのなら、それもいいのかもって思ってしまうくらいには、本当に素晴らしい舞台でした。ライビュが入ったのは楽前日でしたが、大楽の演技の気迫と完成度マジで私でもわかるくらい違った…ほんとうに大楽観られて良かった…。

このご時世に東京大阪の全公演を全員で無事に終えられたの、文字通り奇跡みたいなタイミングだったな…。考えたくもないけどもし1週遅ければ公演ごと吹き飛んでいたのでは。ギリギリGoToトラベルできたのも助かった…駅とホテルと劇場周辺以外マジでどこにも行けなかったけどそれはまあ遠征だといつものことだしな!
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WWホールのある大阪城公園、とても秋でした。
ぼろぼろになって劇場から出てきて死に体で鼻すすってたら銀杏の香りが思いっきり飛び込んできたのもいい思い出……思い出に…なってしまうんだな……あああ……なんでもう終わって……終わっ 劇団シャイニング 終わっちゃったの……?

思いの丈は公演アンケートに全力でぶつけてきたんだけど、言葉の限りを尽くして劇シャイ終わらないでくださいって書いてたらマジに泣き出してしまってほんとにだめだなとおもいました。同じ時代に出会えた奇跡を抱き……感謝と愛を共にfor you……シャイニングラブよ永遠に…………

以下ねたばれしかないぐっちゃぐちゃのブラシャ感想 長い


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いっしょに行ってくれたパイフロくまズ
普段こういう写真は撮らないんだけど大楽終わってあまりの感情の渦で帰りたくなすぎて時間稼ぎみたいに撮った

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Q.すべてを闇に捧げたなら愛を守れるのか?
A.そんなわけないだろ……
原作が原作だから暗いのも重いのもある程度覚悟してたけど、いくらなんでもここまで容赦のないシナリオが襲ってくるなんて思ってなかったよ……。
マサフェリーもウォーレンもアイレスも、オリキャラのジョナサンもラインハルトもテオドールも、だれもかれも悲しくて苦しくてつらい。だれに感情移入しても精神がボロボロのズタズタになる。マスクの下で嗚咽をこらえるのが本当にひたすらしんどかった…。ホメロス様は最期までブレない悪役で良かったです。最初の舞台である忍び道の羅刹様が最後の舞台であるブラシャでもラスボスを務めてくださったの本当に安心できた…。

マサフェリーがほんとに、なんかもううそでしょ勘弁してくれって思うくらいに、聖川真斗そのものだったんだよな…。無邪気に独善的で自分勝手で自己完結で純粋でやわらかく脆くてそのくせ傲慢なほど頑なで、まっすぐで、意固地で、美しくて 私は聖川のそういうところがどうしてもいろんな意味で耐え難くて逃げた人間だったから……なんか、初代の役者のそういうところをここまで意識的にぜんぶ再現されて、かつそれを作中で嫌というほど指摘されてこれほどまでに叩きのめされる羽目になるとは…さすがに……。ウォーレンがマサフェリーに叫ぶことはだいたい聖川ルートでレンちゃんがキレてくれてたことと本質的には同じ話だし…これが……劇団シャイニング……。
でもマサフェリーがバッキバキに折られてなお諦めずに闇に立ち向かうのも、そういうところだよ聖川!!!って感じで どんだけボコボコにされても折りきれないし止められないんだなって 向かう先がどれだけ血にまみれた地獄のような道であっても、行くというのなら行くんだろう、そういう男だから……。なんだこの圧倒的光……ウォーレンとアイレスだけでは絶対に得られない光……。そりゃあ、そりゃあウォーレンもマサフェリーを手放しては生きていられなくなっちゃうよなあああ……闇に沈めても闇色のままなお光る…だれにも止められないし、このまま悪魔のような所業を最期まできっとやってのけてしまうんだろうな……しかも結構晴れやかな顔で。
ああ もう何も言えないよこんなの 初見ではこんな終わり絶望しかないと思ったけど、大楽の日はこれは本当に救いで希望なのかもしれないって思っちゃったもん…。私もマサフェリーに光しか見えなかったもん……。恐ろしい……恐ろしい男だ……。
ものすんっごい聖川ルートをやり直したくなったのでDebutまでには詰んでるリピラブとAASSラブやろうね…(白目)

いきなりマサフェリーの話しちゃったけどウォーレンの過去語り思い出しては毎晩泣いてしまうしそこからのアイレスの気持ち考えるともうほんとうにだめ ウォーレンの「すまない、アイレス……」が、現実には絞り出すような苦しげな声だったのに、アイレスの主観で回想するときは冷たくて固い声になってるのがほんっと泣く……そんなんじゃなかったよアイレス…ウォーレンだってきみのこと大事に思ってたよ、思ってたから、アイレスだって救いたかったからマサフェリーの光を追ったんだと……結局救いとは……救い……その結論がアイレスにとっても救いになるであろうことを誰よりもウォーレンがわかっていたことがつらい……もうなにもかもつらい

学くんの演技見るのJT以来だったけど別人のような迫力になっててすごい感動してしまった…あんな振り幅広い熱演…すごいな…。過去語りのひとり芝居の落差でメンタルがぐしゃぐしゃに潰されるし、道化っぽさと本心との差が…叫び声がみんな突き刺さる…。あとレビュー入ると息をするようにファンサしまくっててレンちゃんだー!!ってなった
仲田くんと秋葉くんは初めて拝見したんですけど、仲田マサフェリーほんとに美の暴力の極みでした。無理。マント……(遺言)レビューの時やってた髪を撫でつける仕草がもうあたまがおかしくなるくらいやばかったです。むりでした。こんなに美しい人間が実在するのおかしくない……??(?)あと弱った時の声がめっちゃ鈴村ボイスですごい…クる…。このレベルの美はちょっとこれ以上深入りするとあたまがおかしくなりそうなので ブロマイドも十二分に美しいのに動いてる時がいちばん美しいのほんとやべえ マサフェリーそのものすぎた
そして秋葉くんは 正直言って今回いちばん好きになったの秋葉くんだと思う……大千穐楽で初めて下手側の席になってアイレスがすっごいよく見えて、秋葉くんの演技がものすっっごいよくてアイレスに感情移入しすぎて泣いて……でもレビューパートに入った途端に本編とは打って変わってめちゃめちゃ笑顔になるんですよアイレス…ほんっとにキラキラした笑顔で客席はしからはしまで見て手を振ってくれて…アイドルそのものだった…本編とのギャップとあまりのかわいさにまるで抵抗できなかった……絶対目が合った…(…)演技でも歌でも完全に蒼井翔太ボイスな高音で通してるのほんとにすごい 挨拶で地声聞いて低さにひっくり返った 高いだけじゃなくて抑揚のつけ方とかもすごく初代アイレスを踏襲してるんだよなあ…ブラシャ(曲名)のダンスしぬほどかわいかったな…はああ……

だめだこれたぶん無限に話せるしキリがないからもうやめとこ
最初と最後の歌(レビューとはまた違う本編を象徴するような歌)がものすごくよかったとか、相変わらず衣装のお金の掛け方がやばいとか、今回照明がなんかすごかったとか、シャニラブのペンラ振りが揃うの泣けるとか…いくらでもすべての事象について話せるけど…テオドールとジョナサンもめちゃくちゃ好きなんだけど…テオドール……うう……ぜんぶつらい…もうなにもかもがつらい
円盤5月だしとりあえず早く配信をくれ~~…家で声上げて思う存分泣きながら観たい……ほんとなんだろう、原作から好きだったけど言うて推しがいるわけでもなかったのに掘り下げがエグすぎていろんな気持ちが掘り起こされて……レンマサ……藍ちゃん……聖川…………ああああ……

劇団シャイニング終わらないでくれって話はもうしだすとほんっとに泣くしここで泣きわめいてもしょうがないのでもうやめときます アンケに気持ちは込めたから…。今の状況がおさまって発声も客下りもオッケーになってからでいいから頼むからレビューショーやってくれ………。それが終わってからSMSも……SMSを……リコリスをほさかさんにやってほしいぃいいい……あああああ
畳む

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